家づくりのガイドブックA GUIDEBOOK OF IEZUKURI

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ウォークインクローゼットをつくるときのポイントまとめ

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こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。

あると便利な収納スペースであるウォークインクローゼットについて、今回はまとめていきたいと思います。衣類を収納、管理する上でとても重宝しますが、うまく作れるかどうかによって使いやすさが変わってきたり、不便な収納スペースになったりもします。理想的な収納空間を創出するためにも、注意すべきポイントをまとめていきたいと思います。

ウォークインクローゼットの位置

まずは家の中のどの部分にウォークインクローゼットを設けるか。一番多いパターンは寝室に併設する形です。朝起きてすぐに着替えることができるから便利、という考えの方に人気です。ちなみに、ウォークインクロゼットのような収納を部屋と部屋の間に配置すると遮音性にも一定の効果が期待できます。例えば主寝室と子供部屋の間にウォークインクローゼットを挟み込むように配置する、みたいな感じです。

あるいは、外から帰宅してすぐや出かける直前に服を脱いだり来たりしたい場合には、1階廊下や玄関付近に設けるとうのもありです。この場合、家族みんなで共有することができます。

また、洗濯機スペース・物干しスペース・ウォークインクローゼットの3つが相互に隣接して配置されている場合、洗う・干す・片付けるの家事動線を最短距離にすることができて非常に効率的です。各寝室それぞれに衣類の収納が設けられることが多いですが、この場合、洗濯後に各部屋に衣類を片付けに行く手間が生じてしまいますが、一か所に集約することで、衣類をしまう作業をかなり合理化できると思います。

ウォークインクローゼットの中は、固定棚×1段とハンガーパイプ程度にしておき、あまり引き出しや棚を細かく作りこみすぎない方が、フレキシビリティがあって使いやすいことが多いです。必要に応じて市販の収納ケース等を補助的に利用するのがやりやすいです。

ウォークインクローゼットの使い方

服を選ぶだけではなく、ウォークインクローゼット内で着替えることことも想定するのであれば、ウォークインクローゼット内の通路部分は有効幅80cm程度は確保できるようにしましょう。この時、ハンガーパイプにかかる衣類の幅も同時に考慮するようにしましょう。例えばスーツであれば幅50cm程度、ダウンジャケットなどのごつめもコートであれば60cmぐらいの幅が必要になってきます。その他、中に衣装ケースなどを置く場合は引き出しを開けるのに十分なスペースが確保できるかどうかについても意識するようにしましょう。ウォークインクローゼット内で服を選ぶことを考えると、照明は電球色などよりも、太陽光に近い昼白色を選定した方が、実際に外を歩く時の見え方に近くなるので、より望ましいと思います。 

ウォークインクローゼットの窓

次に、ウォークインクローゼットに窓を設けるかどうかについて。

一般的な居室に比べて、人の出入りの頻度が少ないので、ウォークインクローゼットの中には空気がこもりがちとなり、湿気やニオイが滞留しやすく、衣類にニオイがついてしまうなどの可能性があります。それを防ぐためにも窓を設けて、掃除のときに窓を開けて換気する、みたいな使い方ができるのが望ましいと言えます。

また、窓があれば日中は照明無しで服を探したり中で着替えたりすることができるので便利です。一方で、窓があることにより、収納スペースが減ってしまう、衣類の日焼けの原因になってしますという点も見逃せません。これらを考慮して窓を設けない場合は、換気扇を設置して室内に湿気やニオイがこもってしまうのを防げるように配慮するようにしてください。

また、ウォークインクローゼットの出入り口を2か所設ければ、扉をあけ放つことで空気の抜けを作ってあげることができます。使い勝手としては、収納量が若干減ってしまいますが、回遊性が生まれることで利便性が向上するようであれば価値はあると思います。また、扉については、鍵を付けることによって旅行中の金庫代わりにするような使い方をする方もいるようです。

まとめ 

以上、ウォークインクローゼットを計画する際に注意すべきポイントをまとめてみました。どのような収納スタイルでどのように使うのか、収納量も合わせて確認しながら、利便性の高い収納空間を作る上で参照にしていただければと思います。