家づくりのガイドブックA GUIDEBOOK OF IEZUKURI

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家づくりにおける防犯対策まとめ

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防犯対策についてはしっかり検討されているでしょうか?

こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。 

家を建てるにあたって、どのような防犯対策を講じるかについては、住み手にとって大きな検討事項の一つであることは言うまでもないと思います。大切な家族の安全や財産を守るためにも、防犯対策を考えることはとても重要なことです。

まずは防犯対策にどのような種類があるのかを知り、より適切な手法をチョイスしていくのが良いと思います。

今回は様々な防犯対策について、犯罪者の心理なども交えながらまとめていきたいと思います。防犯についてしっかり検討されたい方は必見です。 

標的になりやすい家とは 

まずはどのような家が泥棒から狙われやすいかを知ることから始めたいと思います。これを知ることによって、まずはなるべく標的にならないような家の形を計画に盛り込んでいくことができると思います。 

f:id:Frappuccino:20190611133127j:plainそれはつまり、死角が多く隠れやすい場所が多そうな家です。

よくあるのが、外部からの侵入を防ぐために高い塀や生垣を四周ぐるりと囲んで守りを固めたような外構計画です。この場合、一見しっかり囲まれていて安心してしまいそうですが、ひとたび侵入者が塀の中に入ってしまえば、周囲からの目が行き届かなくなり、泥棒にとっては人目にさらされることなく、侵入作業を行うことができるということになります。 

よって、むしろ道路側からの見通しがきいていて、隠れる場所がなく、人目に付きやすいような外構計画とすることで、泥棒に侵入しやすそうだと思わせないようにするのが大切です。 

様々な防犯対策

泥棒は光や嫌います。家の裏側や隣家との間などはどうしても見通しが利きにくくなるので、このような部分にセンサーライトや監視カメラの設置ができれば、抑止力として効果を発揮してくれます。

監視カメラなどはもちろん監視することで犯行現場を記録できることが役目ですが、「カメラが設置されている」=「防犯対策が講じられている家」だと泥棒に認識させることが抑止力として効果があるという点でも有効だと思います。 

その他、地面を砂利敷きにして歩くと音が鳴るようにするのも効果的です。踏んだ時に大きな音がなるような【防犯砂利】 と呼ばれるものもあります。手軽に採用ができて効果的ですね。 

そして、泥棒の7割以上は窓から侵入すると言われています。防犯ガラスの採用や、あるいはガラス面への防犯フィルム貼り付けという手法もあります。手軽なものであればホームセンターなどでも購入することができます。さらに、CP認定を受けたガラスフィルムを、「防犯フィルム施工技能者」の認定を受けた有資格者に施工してもらい、さらなる耐久性を持たせることも可能です。

なお、「CP認定」とは、警視庁・国土交通省経済産業省・その他の関係民間団体で構成される官民合同会議の中で定められた「防犯性能の高い建物部品」として認められたものを指します。具体的には防犯性能試験において、5分以上侵入を防ぐことができるものとされています。

都市防犯研究センターの資料によると、泥棒は侵入に5分以上かかると7割が諦めるとされています。また、10分以上かかるとほとんどが諦めるとも言われます。

なので、可能な限り侵入に手間と時間がかかるように仕向ける対策が効果的だと考えられます。例えば玄関の鍵なども1つより2つの方が侵入に要する時間は倍になりますよね。

その他、留守の時間が長かったり、日中誰も家にいなかったり、旅行などで長期間不在にすることで、「誰もいません」感が伝わってしまうのも怖いですね。

例えば、長期間の留守で連日照明がつかないままの状態が続くのは良くないですね。タイマー制御で、夜になると玄関廻りや部屋の電気がつくように設定しておくのが効果的です。その他にも郵便物が溜まっている感じも不在感がわかりやすいので、郵便箱は中身が外から見えないデザインのものを選ぶなども大事です。 

まとめ

いかがでしょうか。泥棒はもちろん「捕まること」を恐れています。よって、人目に付くこと、目立つこと、周囲の注意をひいてしまうことを嫌います。この辺りを把握した上で防犯対策を計画していけば、なるべく侵入の標的から外れるようにしていくことは可能です。

そもそも標的にならないことが大事ですが、万が一侵入の標的になったとしても、侵入に極力てこずらせる、時間をかけさせるように開口部廻りをどこまで対策していけるかがポイントになってきそうですね。

その他にも、日ごろからのご近所とのコミュニケーションも大事といわれます。コミュニティ単位で結びつきを強めながら防犯意識を高めることで、情報共有があったり、不審者や普段見かけない人がより目立ちやすくなり、泥棒にとって立ち入りにくい環境ができていることがより望ましいですね。

その他、防犯を考える上で、例えば面格子などは比較的取り入れやすいアイテムです。下記の記事にて面格子に関してまとめています。ぜひご参照ください。 

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