家づくりのガイドブックA GUIDEBOOK OF IEZUKURI

いい家づくりに必要な知識やノウハウが詰まったガイドブック的なブログを目指します。

家具選びのポイントまとめ―ソファ編

f:id:Frappuccino:20190606074149j:plain

こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。 

家具の選び方シリーズ、今回はリビングにおけるソファの選び方についてポイントをまとめていきたいと思います。

家族の団らん、寝そべってのんびりテレビを見たり読書したり、お昼寝したり、優雅にティータイムなど、ソファは様々な楽しい使い方ができる魅力的な家具だと思います。リビングにおける存在感も大きく、見た目的に空間に与えるインパクトも大きいです。

なので後悔することなく、満足のいく快適なソファを選びたいものですね。

いいソファ選びのポイントがわかりやすいように一生懸命まとめていきますので、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。ソファをこれから選ぼうとしている方、ソファ選びでまさに今悩んでいる方は必見です。 

ソファ寸法の確認

やはりまずは大きさの確認からです。

ソファの幅サイズとしては、一人が腰掛けるのに550mm~600mm程度必要。2人掛けなら1400mm~1600mm程度、3人掛けなら1700~2000程度みたいな感じになります。注意したいのは、座る人数と幅との関係を確認した時はあくまで座面の幅寸法を確認するようにしてください。本体幅には座面の幅に加えて、ひじ掛けの幅寸法m加算されています。本体幅の寸法は、部屋にレイアウトすることができるかどうかのスペース確認や、搬入することができるかを確認する際に参照するようにしてください。 

次に奥行き寸法についてです。

標準的な奥行き寸法はおおむね750~900mm程度となります。奥行きが深ければ、ゆったりと座れますが、深すぎるともたれたときの姿勢が悪くなって体を痛めてしまう場合があります。また、大きい分面積を食ってしまうので、空間に圧迫感・狭さ感を与えてしまう恐れがあります。家具店で見たときと比べて、実際に部屋の中に置くと思っていたより大きく見えることがよくあるので十分注意しましょう。

逆に奥行きが浅い場合は、省スペースになりますし、ソファ自体の重量も小さくなるので、掃除のときにちょっと動かす、みたいな動作が行いやすいです。ソファの下はホコリが溜まりやすいので掃除で動かすというシチュエーションはよくあるので要注意ですね。 

そして次に座面高さの確認です。

標準的な座面高さは38cm~40cmとなります。奥行き寸法との組み合わせによっても座り心地が変わってきます。座った時に足が浮かずに足の裏が床面にぺたっとくっつくかどうか、お尻が座面の後ろにきちんと届くかどうか、この辺りを気にしながら座り心地を試してみれば、無理な姿勢になっていないかどうかチェックできるでしょう。 

ソファ廻りの寸法

ソファ本体の寸法確認はもちろん重要ですが、ソファを設置することによって周囲にどれぐらいの空き寸法が確保できるかについても確認が必要です。周りが通りづらくなったり、ソファ廻りの動線に支障が生じると、日々のストレスにつながりかねません。

 基本的に600mmのクリアが確保できれば人は普通に通ることができます。これを下回ってくると、通るときに窮屈に感じたり、400mmとかになるとかに歩きになったりします。

900mmあればすれ違うことができます。 かなり余裕のある空き寸法が確保されていると言えるでしょう。車いすが通る可能性があれば1000mmあれば理想ですね。 

リビングテーブルとの間の寸法としては30~40cm程度がちょうど良い寸法です。テーブルに手が届き、足が窮屈に感じることもない寸法です。このテーブルのさらに向う側にはTVが置かれることが多いと思いますが、TVの見やすさとしては、目と画面の距離として1300mm以上、あるいはTV画面のタテ寸法の3倍以上確保できれば目が疲れにくいと言われています。また、高さ的には座った時にTV画面の中心をわずかに見下ろすぐらい(10~15°程度)がちょうど良いとされています。テレビ及びテレビボードとの組み合わせにも配慮しながら選定したいですね。 

オットマンも便利

オットマンとは、ソファの近くに置かれて、足を乗せることができる台のことです。足を伸ばして快適に座ることができることから重宝される方も多いです。また、ソファにくっつけて座面の面積を増やして寝そべったりもできるので、L型ソファやカウチを置くスペースがない場合などにも便利ですし、来客時に自分が座る臨時的な腰掛けとしても使えます。普段使わないときは壁際に寄せておいて、着替えやバッグ、小物類を置いておいても良さそうですね。座り方・くつろぎ方の可能性がちょっとだけ広がりそうです。

背もたれが無いデザインのものが多いので、視線を遮ることもなく、空間に圧迫感を与えずに済みそうです。ソファの隣にオットマンがひとつ添えられているだけでも空間がぐっと引き締まってみえるので、素材や色味と合わせて検討するのも楽しそうですね。 

張地の種類と特徴 

張地はソファ表面の素材が何でできているかを表します。座った時に実際に肌が触れる部分にもなってくるので、座り心地にもかなり影響してきますし、張地の種類によって機能性も異なってきます。もちろんデザイン的に見た目の印象も張地によって大きく異なってきます。

それぞれの特徴をしっかり押さえた上で、よりご自身にあったものを選びたいところです。 

大きく分けると「布(ファブリック)」「天然皮革(本革)」「合成皮革(合皮、フェイクレザー)」の3種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを以下にまとめていきたいと思います。

布(ファブリック)

布なので色のバリエーションが豊富選ぶことができるのがデザイン的にも大きな利点と言えます。色に限らず、綿・ポリ・ウール等の生地の違いによっても表面のテクスチャの味わいは変わってきます。布独特の柔らかさ・温かさが好きな方にはおすすめです。通気性に優れてるため、長時間座り続けても蒸れたりすることなく快適に座り続けることができます。お昼寝なんかも快適にできますね。本革に比べると値段的にも安く抑えることができます。

一方でデメリットとしては、布である以上素材的な弱点が否めません。ホコリ・汚れ・ダニに弱く、ものをこぼしたりしたときにシミになりやすいです。汚れの面から考えると、ソファであまり飲み食いをすることがないというライフスタイルであれば許容できそうですね。

また、摩擦にも弱いため、経年で張地が徐々に傷んできたりするので、本革に比べると耐久性の面では劣ってしまうと言わざるを得ません。

最近では、撥水加工がされていたり、張地を外して必要に応じて選択することができるウォッシャブルタイプなども登場しているので、ソファごとに性能を確認してみるのもいいかもしれませんね。 

天然皮革(本革)

ファブリックに比べるとどちらかというと高級感・重厚感を演出したい場合に適していますが、値段的には高価になりがちです。また、革製品は基本的に乾燥するので、クリーナーやオイルで、汚れを除去したり、油分を補給してあげたりなどの定期的なメンテナンスの手間が必要です。布製品に比べると、汚れ・ダニ・ホコリにも強く、耐久性にも優れていますが、こまめなお手入れが前提になるという点は十分に理解が必要です。

また、天然素材であるということから、ファブリックと同様に通気性は優れており湿気にも強いです。一方で布製品のように幅広い色のラインナップは無く、革本来の色から選定するので、色のバリエーションは少ないです。 

合成皮革(フェイクレザー)

合成皮革は、合成樹脂と布を組み合わせてできており、布と本革の長所をいいところ取りしたような、または短所を補い合ったような材料です。見た目は皮に近いような質感を持ちつつも、コストは抑えられており、人工材料であることから、幅広い色のバリエーションが可能です。物をこぼしたときなどの拭き取りやすさも優れており、耐汚染性・耐水性はすばらしいです。デメリットとしては、本革のように長期間にわたる耐久性は持ち合わせておらず、製品や使い方にもよりますが、耐用年数としては布と同様と思った方がいいです。また、座り心地の面では通気性が弱点です。梅雨や夏場に長時間座ると肌が蒸れて不快ということもあります。 

ソファを買うタイミング

ソファを購入するタイミングは慎重に判断したいと思います。というのは、お子様の成長に応じて、購入するかどうか、どの程度のスペックのソファを購入するかが変わってきます。もっとわかりやすく言うと、子供はソファを容赦なく汚すという事実を認識しておかなければなりません。

お菓子の食べこぼしが座面と背もたれの間のスキマのところに溜まったり、飲み物をこぼしたり、レベルが上がってくるとゼリー、納豆、ヨーグルトなど、いろんなものをこぼされます。落書きもします。。

ハイスペックなソファをこの段階で購入するのは結構覚悟がいりますね。日々汚さないように神経を研ぎ澄ますことになるかもしれませんので、お子様が小さいうちは高価なものは避け、張地がウォッシャブルのものを選び、ある程度大きくなってから、本当にほしかったソファを購入する、といった選択肢がもしかしたら適切かもしれませんね。 

まとめ

今回はソファの選び方として寸法や座り心地、張地の特徴などの観点からまとめてみました。どれもソファ選びに必要とされる重要な知識ですので、しっかり把握したうえでソファ選びに挑んでいただけるとうれしいです。

また、そもそもタイミングとして今購入すべきかどうか、現在のお子様のご年齢も踏まえて検討するのも大事ですね。