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書斎をつくるときに絶対知っておきたいことのまとめ

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作業がはかどる、集中できる書斎にあこがれる方、きっと多いと思います。

こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。

書斎があると、自宅で仕事ができたり、休日の読書や学習等の自己啓発や趣味の空間として使うことができたり、何かとメリットが多いものです。

今回はそんな書斎を計画するときに知っておきたいことをまとめていきたいと思います。書斎を設けることを検討されている方々にはぜひご参考にしていただけるとうれしいです。

書斎を持つことのメリット・デメリット

 

メリットとしては、

・集中できる場所が確保できる。
・作業中の書類などをそのままにしておける、また、すぐに再開できる。
・大事の書類やデータを子供に触られる恐れがない。
・収納スペースが確保できていれば、仕事関連の書類等を整理しておける。

などが挙げられます。

デメリットとしては、

・結局使わない場所になると空間がもったいない。物置にならないように注意。
・個室で遮断されすぎている場合、家族とのコミュニケーションが少なくなる。
・収納が不足した場合に書斎内部で散らかってモノが散乱する可能性がある。

などが挙げられます。

なにより、書斎での学習などの自己啓発の時間は将来の自分に対するかけがえのない自己投資だと思います。それが自分自身のスキルアップなどにつながるのであれば、とても貴重な空間になります。そのためにも、もし面積が許すのであれば、上記のようなデメリットをしっかりとカバーしながら効果的な書斎の計画を進めていきたいですね。

 

書斎の窓

 

書斎には多くの書類や書籍などが保管されることが多いと思います。これらが、窓からの日光によって日焼けしてしまわないように注意しておきたいですね。そのためにも、窓の位置や大きさ、方角は十分に確認しておきましょう。本棚と窓の位置関係は要注意です。必要に応じてブラインドやカーテンなどを適宜計画するようにしましょう。

一般的に、書斎などの部屋に設ける窓としては北向きの窓が適していると言われます。直射日光が入らず、安定した間接光が入ってくるので、暑さや眩しさに邪魔されることなく、作業に集中しやすいです。

窓の向きについては、書斎で作業をする方の利き手にも注意しましょう。ものを書いたりする作業が多い場合に、窓からの光によってペンを持つ手の影が生じてしまい、文字が書きづらいといったことの無いようにしましょう。ご自身が右利きの場合、机に向かって右から光が差し込むと影で文字が見えなくなってしまいますよね。

机やカウンター上部に窓を設ける場合は窓の高さについても注意しましょう。一般的に机などの作業面は、床から70cm程度の高さです。このとき、窓の下枠の高さも700だと机の上に物を置いたり、本を立てかけたりしにくくなりますよね。窓下枠の高さを100cmとかにしておけば机の上に30cm程度の壁ができてくれるので、A4サイズの書籍を立てかけられます。壁があればコンセントもつけておくことができますね。

 

書斎の机

 

書斎の机については、想定される作業に適したサイズのものを選定するようにしましょう。本やノートを広げて読み書きする一般的な作業必要スペースは幅80cm×奥行き40cm程度と言われています。

ただし、仕事上A2とかA1の大きな図面等を広げたりすることはないか、パソコンを置くのであればそのサイズ、さらにはプリンタなどの周辺機器を置くことなども考慮しておく必要があります。

 

どこに書斎を設けるか

 

書斎をどこに設けるかについては、大きく分けて2つの選択肢があります。完全に個室の書斎として設けるか、オープンな形の書斎にするか。

前者の場合はしっかりと集中することができる作業空間になりますね。しかし、外部から完全に孤立した書斎は意外と孤独を感じる方も結構いらっしゃいます。結局作業道具や書類などをリビングにもってきて作業をしてしまい、書斎の意味があまりなかったというケースもありました。

そこで、最近ではリビングの一角を書斎コーナーとして、オープンな作業スペースとして計画するパターンが多くなってきました。家族の存在を感じながら作業をすることができ、ご主人だけに限らず、奥さんや子供たちの勉強スペースとしても代わる代わる利用することができます。

しかしこの場合、今度はしっかりと集中して作業ができなかったり、横で家族がテレビを見ているときにうるさくて集中できなかったり、来客時は使いづらくてやっぱり自分専用の個室空間がほしくなったり。

さみしいけど作業にも集中して邪魔されたくないといった場合には、リビングの吹き抜けに面して、2階ホール部分に書斎コーナーを設けるといった案もありそうですね。このようにしてリビングとの程よい距離感を模索することもできそうです。

ただし、奥様も書斎を家計簿や趣味などで使うという前提であれば、なるべくLDKに隣接している方が親切かもしれませんね。

結局のところこのあたりの方針はご自身の性格・考え方・ライフスタイル・家族関係などにも大きく影響されるので、ケースバイケースで判断していく必要があります。

寝室の書斎コーナー

 

寝室の一角を書斎コーナーにすることもできますが、すぐ横にベッドがあるとついつい横になって資料を読んだりして結局眠りに落ちてしまったりで、作業が継続的に行えないという場合もあるので、あまり適さないと言えそうです。それだけではなく、主寝室の中に書斎スペースがあると、パートナーが寝ようとしている横で、パソコンのキーボードを叩く音がうるさかったり、作業用の照明やディスプレイの光が眩しかったり、お互いに気を遣ってしまったりで、結局書斎として十分に使えないということの方が多いです。

夫婦で別々の寝室であればまだ良さそうではありますが。夫婦別々の寝室については下記の記事でまとめています。

 

www.my-home-dream.com

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。今回は書斎のポイントについてまとめました。理想的な書斎はやはりしっかりと集中できて作業効率の上がる、生産性の高い空間と言えます。使い勝手の改善はできたとしても、家族との関わり方に関する考え方は人ぞれぞれだと思いますので、ご自身のライフスタイルを確認しながら居心地の良い書斎を計画してくださいね。