家づくりのガイドブックA GUIDEBOOK OF IEZUKURI

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フローリングの色で迷っている・悩んでいるときに読んでください

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床フローリングの色を選ぶのに迷ってしまう方、結構多いと思います。

こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。

床の色はインテリアデザインのベースとなるので、どの色を選ぶかによってお部屋の雰囲気はがらっと変わってきます。なので、悩んでも悩んでもなかなか色が決められない、ということも多いです。

しかし、逆に考えれば床の色さえ方針が決まればお部屋の各部、つまりは巾木、壁、天井、家具といった具合に、全体のコーディネートを決めていきやすくなります。

様々な色柄がある床フローリングですが、各種類の特徴や注意点を知っていれば、あとはご自身の好みで納得のいく色選びができるはずです。後々後悔したりすることの無いように、自信をもって色決めができるように必要なポイントをまとめていきたいと思います。 

明るい色の床 

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明るい色の床材を選んだ場合は、何より部屋全体が明るくなる爽やかな空間になることが大きなメリットと言えます。濃い色の床材に比べて光がしっかりと反射してくれます。明るい色は部屋を広く見せることができるという効果もあるので、リビングを広く見せたいという方には効果的です。 

あえて家具を濃い色で際立たせてコーディネートするのも面白いですね。

明るいフローリングの樹種としては「メイプル」が代表的です↓ 

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 出典:「無垢フローリング専門店木魂」HPより引用

     https://www.muku-flooring.jp/

 ナチュラルな印象の空間を演出することができるので、リビングだけではなく、子供部屋などにも採用されることも多いです。独特のすべすべした肌触りも特徴の一つです。鳥の目のような特徴的な模様が入っていることもあり、「バーズアイ」と呼ばれたりします。メイプルシロップとかメイプルシュガーの印象もあるので何となく親しみもわきやすいですね。 

桐のフローリングも明るい色合いでやさしい印象です。昔から桐だんすなどに利用されているように、調湿効果があったり、ニオイを吸収してくれる効果があるので、室内環境を快適に整えるのに適しています。納戸やウォークインクローゼットなどの収納部分の床にも適していそうですね。

柔らかくてクッション性にも優れているので、足腰の弱い方には最適です。ただし、表面が柔らかいためにキズが付きやすいという点には要注意です。

その他、白系の塗装をかけたフローリングにするという選択肢も考えられます↓ 

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 出典:「アイオーシー株式会社」HPより引用

   https://www.iocjapan.biz/

木目のテクスチャを生かした白は上品で清潔感のある印象を与えることができるとともに、家具を引き立てる演出も可能です。こだわりの家具を置きたい方にはおすすめと言えます。

例えば床壁天井を白系で統一して、家具やドア等を黒やグレーで、モノトーンを徹底することでスタイリッシュな空間の演出も可能です。

明るい色の床材を選ぶときの注意点としてはまず汚れやごみについてです。例えば髪の毛等が落ちていると目立ってしまいます。逆に言うと、ゴミに気づきやすいので、お掃除をまめにするのが得意な方には逆にメリットととらえられることもあります。一方でホコリは目立ちにくいです。

また、重厚感や高級感を求める場合は明るい色の床材はあまり適しません。どちらかというと濃い色で選ぶのが良いでしょう。 

特にメイプルのようなナチュラルカラーの場合、無垢材や挽板であればいいのですが、シートや突板だとものによっては少々安っぽく見えてしまうことがあります。色合い的にマンションのシートフローリングで使われることが多く、どうしてもその印象が強いですね。

濃い色の床 

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濃い色の床の場合はどちらかというと、落ち着き感・高級感を演出しやすいです。重厚感のある家具などとの相性もいいですね。

重厚感を求めすぎた結果、部屋全体が重たい雰囲気になってしまったり、窓が少ない場合などに薄暗く狭い印象になってしまうことがあります。この場合、濃い床に対して、壁や家具をあえて白で統一して、空間に広がり感を与えることもできます。 

濃い床の代表はウォルナットが挙げられます。くるみの木です。チークやマホガニーと並んで、世界三大銘木の一つとして有名です。縞状に独特の濃淡でかすかに紫がかったようなカラーは高級感あふれる趣を感じさせます。モダンな雰囲気はもちろん、リゾート感のある空間を演出したい場合にも効果的です。木目がかなり特徴的という点が好みの分かれ目になりそうです。

濃い色の床材としてはチークも人気です。美しい光沢をともなった木目は黄色がかったブラウンで、黄金の輝きを連想させるゴージャス感を秘めています。古くから高級家具や豪華客船の部材に使われていたほどです。

マホガニーも同様に高級感があって家具等にも昔から使用されていますが、独特の赤みが特徴的で、床全体に使うとなると割と好みが別れてくるような印象です。

濃い色の床材共通の注意点として、お掃除面ですが、髪の毛などは目立ちにくく、ホコリが目立ちやすいのです。やはりこまめなお掃除は必要になってきそうですね。

オーク材

 

床材として人気が高い印象です。木目や節の具合もちょうどよく、色も明るいナチュラル系のものからミディアムカラー、濃いブラウン系と数種類の中から選べるので、非常に安定感があると思います。「迷ったときはオーク」と言われることもあります。

他の樹種に比べて硬くて耐久性に優れているのが特徴です。木目の特徴としては「虎斑(とらふ)」とよばれる独特の縞模様がチャームポイントですね。↓

 

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 出典:「株式会社ウッドワン」HPより引用

        http://www.shinrinkyodo.co.jp/index.html 

クリ

 

オーク材と同様にクリも何種類かの色合いが用意されていることが多く、明るいものから暗いものまで色を選ぶことができます。しっかりとした年輪による力強い木目が特徴的で落ち着いた大人な空間を演出するのに効果的です。

耐久性や耐水性にも優れていると言われ、丈夫で心強く頼もしい床材として魅力的です。

香りのある木

 

木のやさしい香りに魅力を感じる方も多いと思います。中でもヒノキやスギは、香りが魅力的な樹種の代表的な存在と言えます。いずれも比較的柔らかい樹種になるので、前述の桐と同様に傷のつきやすさには注意が必要です。

また、スギの場合は節が結構目立ってくるので、見た目的に好みが別れてきそうですね↓

 

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 出典:「シンリン共同株式会社」HPより引用

   http://www.shinrinkyodo.co.jp/index.html 

チェリー

 

 

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 出典:「株式会社ウッドワン」HPより引用

        http://www.shinrinkyodo.co.jp/index.html  

ほのかな赤みを帯びた温かみのある色柄のチェリーも人気です。木肌が滑らかで肌触りも良く、ついつい裸足で歩きたくなってしまうほどです。

経年でツヤと光沢が増していき、飴色に表情を変えていくのも特徴的です。この風合いの変化がチェリー材の最大の特徴ともいえます。年月に応じた風合いの変化は非常に趣深く、住む人にとって愛着のわく要素でもありますね。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。今回は床フローリング色の選定のポイントについて考えてみました。

なかなか決めるのが難しい床色選びですが、まずは無理に絞り込もうとせずに、ざっくりと明るい印象にしたいか、暗い色で高級感を出していきたいか、ミディアムカラーで気のぬくもりを、みたいな感じで大まかなコンセプト・方針から考えていってみてはいかがでしょうか。