家づくりのガイドブックA GUIDEBOOK OF IEZUKURI

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インテリアに鮮やかな色を取り入れるアイデア

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こんばんは。家の設計をしております、建築士の「いえもん」です。

今回は空間に鮮やかなカラーを取り入れていくアイデアをご紹介していきたいと思います。空間によく使われる色ってある程度パターンが決まっていて、圧倒的に多いのが白ですね。真っ白すぎると落ち着かないので、かすかにベージュやアイボリーを薄めたような白、その他黒やグレーといったモノトーン系、アースカラー系を組み合わせて空間のカラーを構成するパターンが多いです。

しかし、ありきたりな色の組み合わせは無難だけど退屈してしまいそう、自分の好きな色を取り入れたいと考えている方も結構いらっしゃると思います。

 

■独特の色を家づくりに取り入れたいが、鮮やかな色は失敗しそう。

■色の特色を知った上で効果的に空間に取り入れたい。

■どんな色の取り入れ方があるのかアイデアがほしい。

 

上記のようにお考えの方にぜひ読んでいただけたらうれしいです。

 

色が持つ効果 

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あなたの好きな色をチャームポイントとしてインテリアに取り入れるとき、その色の持つ効果を知っておくとよりいっそう愛着がわきそうですね。色には様々な効果があります。

私たちの身の回りには様々な色が溢れており、それぞれの色には独自の効果や特徴、心理的作用があります。その色を見ることによって、気分が良くなったり、落ち着きを感じたり、活力がわいてきたり。あなたのお気に入りカラーを味方にしながら理想の空間づくりを目指していきましょう。 

赤 

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赤色は見ているだけで活力が湧いてきそうな印象的なカラーです。うまく取り入れることによって、見るだけであなたを元気づける、闘争心を沸かせる、そのような空間を創出することができます。

その他にも、心理的作用としては温かみを感じさせてくれたり、食欲を増進させてくれたり、時間の経過を早く感じさせるというような効果もあります。

生命力、積極性、愛情など、ポジティブなイメージがたくさんありますが、一方で、血や炎、戦いや怒り、残酷といったネガティブなイメージ・きわどいイメージも併せ持つため、取り入れ方を間違えてしまうと落ち着かない空間になってしまう可能性があります。

 

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 出典:「MM++Architects」HPより

   http://www.mmarchitects.net/index.html 

 また、温かみを感じさせる色ではありますが、大きな面積で使ってしまうとかえって暑苦しさを感じてしまうこともあります。赤という色は人の目を引き付けやすい、誘目性の高い代表的な色なので、小さな面積でアクセントウォールとして使ったり、事例のようにファニチャーとしてポイント的に取り入れるのも効果的です。

 

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 出典:「MM++Architects」HPより

   http://www.mmarchitects.net/index.html  

上図のように階段裏の色を変えるというアイデアも非常に面白いです。しかし、赤は膨張色(膨らみや、面積の広がりを感じさせる色)であり、進出色(実際よりも近づいて見える、迫ってくるような色)でもあるため、見上げた部分に使うと、人によっては圧迫感を感じるかもしれません。人によって微妙に感じ方が異なってくる部分も、色の選定の難しいところですね。いろいろな事例を見たり、家という空間に限らず日ごろ体験する様々な空間で色に着目して自分自身がどのように感じるかという点について考える習慣をつけるのが効果的です。 

黄色

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 赤色と同じく誘目性が高い色でありながらも、暑苦しさを感じさせず、明るさ・楽しさ・幸福といったポジティブなイメージを持ち、カジュアルに取り入れやすい色であることからも人気の高いカラーです。

 

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  出典:「studiofour」HPより

    http://www.studiofour.net.au/ 

 ある程度大きな面積で取り入れるのも、空間に明るさを与える上でとても効果的です。黄色には気分も明るく感じさせる効果があるので、このようにリビング空間に取り入れる手法は有効です。その他にも、記憶力・集中力・判断力を高める効果も期待することができるので、書斎や子供部屋などのように、作業や勉強が想定される空間に取り入れるのも、理にかなっています。 

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紫は赤と青が混ざってできた色で、その混ざり具合によって赤紫~紫~青紫と、幅広い色域があります。紫色が持つイメージとしても様々な側面を持ち合わせており、シチュエーションや周囲の色によってさまざまな見え方、印象を与えるのが特徴です。高貴な印象を与えることもあれば、下品さを感じさせる場合もあります。神秘的・神聖な印象を与えることもあれば、緊張や不安を与えるような場合もあります。

このように、相反する二つのイメージを内包する色でもあることからも、インテリアとしては扱いにくいと敬遠されることも多いですが、癒し効果・催眠効果・勘が鋭くなるなど、心理的な効果も多種多様で非常に興味深い色であると言えます。

もし紫色がお気に入りであれば、ぜひこれらの効果を生かしながらうまく取り入れていきたいですね。

 

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出典:「MM++Architects」HPより

   http://www.mmarchitects.net/index.html  

ファニチャーや飾りによって部屋の片隅にさりげなく紫を取り入れています。ピンクに近い鮮やかな紫色ですが、周囲の壁をグレーにすることで際立ちすぎることなく、落ち着きを保ちながら空間のアクセントとしています。紫とグレーの組み合わせは比較的取り入れやすいカラーコードだと思います。

 

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出典:「MM++Architects」HPより

   http://www.mmarchitects.net/index.html   

お部屋の中に取り入れることでどうしても雰囲気が落ち着かなくなるかもしれないといった不安があれば、廊下や階段、エントランスやホールなどといった、通過動線の部分で取り入れるのもいいかもしれません。

ウェルカム空間に紫を取り入れることで、エキゾチックな雰囲気を来客者に感じてえもらえそうです。

水色 

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冷静、繊細、爽やか、涼しさ、等といったイメージを持つ水色は、鮮やかで明るい色でありながらも比較的空間の中に取り入れやすい色であると言えます。リラックス効果を持つと同時に涼しさを感じさせる色なので、空や海を連想させるリゾート風のインテリアを目指したい場合などにはぜひ取り入れたい色です。

しかし、涼しさの印象が強いほか、涙や寂しさ、孤独のイメージを持つ色でもあります。さみしさ・殺風景さを感じさせたり、冬に少し寒い印象を感じさせてしまうようなお部屋にならないように注意が必要です。真冬に部屋の中が寒そうな雰囲気にならないように注意が必要です。   

爽やかさ、涼しさというイメージからやはり白色との相性が非常に良いです。白を基調とした空間に、水色の家具やアクセントウォールを取り入れるだけでも、部屋の爽やかさは格段にUPします。スカイブルーやターコイズブルーなどのような、より色鮮やかな水色が特におすすめです。

 

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  出典:「GUIMATTOS」HPより

        https://guimattos.com.br/

「空」のイメージを持つことから目線より高い部分に水色を取り入れるのも非常に効果的です。天井や吹抜けなどに水色を取り入れてみましょう。見上げたときに見えるスカイブルーはまさに空のような印象を与えます。

事例では吹抜けにハイサイドを設けて光を取り入れています。水色の吹抜け壁面で拡散した光が部屋に降り注ぐことで空間の質が一気に変わっていきます。

まとめ 

いかがだったでしょうか。色の取り入れ方のアイデアはわいてきそうでしょうか。せっかく新しくつくるお家なので、ぜひご自身のお気に入りのカラーを取り入れてオリジナリティのある空間を生み出していきたいですよね。

あまり使われないような鮮やかな色であればあるほど、その色を使うのは少し勇気がいるかもしれません。範囲を絞ったり、家具や小物でアクセント的に空間に色を添えることで本記事のアイデアのようにうまく取り入れることができそうですね。

 

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